いつになっても幾つになっても

平野紫耀くんとわたしの事

かぼちゃの馬車が運んでくれた場所

 

わたしの中の誓約

 

担当になった時にデビューして3年たっていない場合、3年後(もしくは3回目以降)まではコンサートには行かない。

 

我ながら独りよがりな誓約だなと改めて思った。

 

過去にJr.時代から応援していてデビュー後も応援していたグループがあって、Jr.時代は何度も現場に入れたのに、やっとデビューできたね!本当におめでとう!って、念願だったデビューを果たして初めてのコンサートだったのに呆気なく落選した苦い思い出がある。

やっぱりその瞬間からなんだか遠い存在に感じてしまったし、急に置き去りにされた気分になった。

 

そして改めてデビューって、こんなに大きく担当の人生が変わってしまうんだなって強く感じた。

 

デビューしたんだから、別に行きたきゃ行けばいいし、いつから応援してるとかそんなの誰にも分からないし、推しは推せる時に推すべきなのも分かっている。

 

でもこの3年間の辞退は、わたしにとってはJr.時代の担当さん達への小さな恩返しのつもりだった。

King&Princeをデビューまで支えてくれてありがとう。わたしとKing&Princeを出会わせてくれてありがとう。いろんな事を教えてくれてありがとう。

わたし1人分だけでも距離が縮まればそれでいい、ただの自己満足。

 

晴れて3年経って、落選の悲しみも味わって、やっと今回ご縁があって素敵な時間を過ごしてみて改めて感じた事。

 

ありきたりな感想だけど、間近で見たKing & Princeは本当に同じ人間なのかなって思ってしまうくらい5人とも綺麗な存在だった。

それは見た目だけではなくて、ドームの世界観だったり、細やかな装飾の衣装や、同じ場所なのかと疑ってしまう様なさまざまな演出、広い会場を駆け抜けて激しいダンスをする姿、どれもこれも全てが完璧だったからで、語彙力を失ったとはまさにそれで、ただただ、なんて綺麗な人たちなんだろうと思って胸がいっぱいになった。

 

ある公演で紫耀くんは言ったね?

 

「僕たちは魔法使いでもなんでもない」って

 

分かってるよ。

このすごい事が、全部全部ゼロから5人で細かく作りあげてくれた、本当は人一倍努力してきた5人が作ってくれた魔法みたいな現実だって。

でもね、その5人がこの日のために、どんな時も、何年も、日々こうやって積み上げて来てくれた時間があるから、何もしてないわたしはここに来られたんだから、やっぱりこれはわたしにとっては魔法だったんだよ。

 

だけど、この魔法は一度かかったら二度と解けない素敵な魔法だと思ってる。この時間を過ごした事や、電波や雑誌、SNSで5人の姿を見てるだけで今まで頑張れなかった事が頑張れたりするんだよ?これってもう魔法でしょ?

 

そんな素敵な世界に、馬車の中にガラスの靴があしらわれたステキなペンライトを持って会いに行く事が出来たんだから、わたしはシンデレラよりも幸せなお姫様だと思ったよ?

 

こんな素敵な世界に連れてきてくれてほんとにありがとう。

いつもKing & Princeのメンバーはファンのおかげだって言ってくれるけど、ずっと大好きでいさせてくれる様に、5人が日々努力してくれてるから、わたしはドームに来られたんだと思ってるし、これからもっともっとすごい景色を魅せてくれるんだろうなって信じてます。

 

この解けない魔法をいつになっても幾つになってもかけ続けてください。そんな日なんて絶対来ないって信じてるけど、もしも魔法が解ける日が来たら、once upon a time っていつか生まれてくる自分の娘にこの物語を語りたい。どんなに遠くにいても必ず見つけ出してくれて手を振ってくれる王子様達5人と、たくさんのお姫様達の物語。

 

初めてのドームツアー、お疲れ様でした。

 

またひとつ綺麗な思い出を本当にありがとう!

 

今はゆっくりと疲れを癒やして、また全力で駆け抜ける姿を魅せてください。

 

 

私は、遠くの席に一生懸命に手を振ってる紫耀くんが1番大好きだよ!

 

 

 

そして、わたしがまた再びドームに来れる日が来るとは思っていなくて、ドームでしか感じる事の出来ない感覚に本当にとても嬉しくて、帰り道にちょっとだけ鼻の奥がツンッとして、綺麗にしてきたメイクがちょっとだけ落ちたのはここだけの秘密。